接続詞 that は「...ということ」という意味の名詞のカタマリ(名詞節)を作ります。
このカタマリは文の主語・目的語・補語として使うことができ、英語の構文力を大きく広げる重要パーツです。
さらに「同格のthat」── 名詞の内容を具体的に説明するthat節 ── も入試頻出です。
接続詞 that は、後ろに完全な文(S + V ...)を従えて「...ということ」という名詞節を作ります。この名詞節は、名詞と同じように文中でさまざまな役割を果たします。
接続詞 that は「...ということ(= ...という事実 / fact)」という意味の名詞のカタマリを作ります。
that のあとには名詞要素が欠けていない「完全な文」が続くのが特徴です。これが関係代名詞 what(あとに不完全な文が続く)との決定的な違いです。
主語:That he passed the exam is surprising.(彼が試験に受かったことは驚きだ)
目的語:I believe that she is honest.(彼女は正直だと信じている)
補語:The problem is that we have no time.(問題は時間がないということだ)
that節は原則として前置詞の目的語にはなれませんが、in that ...「...という点で / ...なので」と except that ...「...ということを除いて」は例外です。
Humans differ from other creatures in that they can think and speak.
(考えたり話したりできるという点で、人間は他の生物とは違う)
同格のthat節とは、直前の名詞の内容を具体的に説明するthat節のことです。 「...という〈名詞〉」と訳します。
名詞 + that S + V ...「...という〈名詞〉」
that節が直前の名詞の内容を具体的に説明する。
同格のthat節を従える主な名詞:
入試では接続詞 that と関係代名詞 what が選択肢に並ぶことが非常に多いです。見分けのポイントはシンプルです。
that節:「...ということ(= ...という事実 / fact)」→ 後ろは完全な文
what節:「...すること / ...するもの(= ...の事物 / thing)」→ 後ろは不完全な文(名詞要素が欠けている)
○ that:( ) it took only three months is amazing. → That(it took ... は完全な文)
○ what:( ) surprised me was his attitude. → What(surprised me は主語が欠けた不完全な文)
空所のあとの文が「完全」か「不完全」かを見極めましょう。
Q1. 接続詞 that が作る名詞節は、文中でどのような役割を果たしますか。
Q2. 「同格のthat節」とは何ですか。具体例を1つ挙げてください。
Q3. 接続詞 that と関係代名詞 what の見分け方を説明してください。
Q4. in that ... はどういう意味ですか。
( ) it took only three months to finish the project is an amazing achievement.
④ That
判断のポイント:空所のあとに it(S) took(V) only three months(O) という「完全な文」が続いているので、接続詞 that が正解です。
That節全体が文の主語になっています。「プロジェクトを終えるのにたった3か月しかかからなかったということは驚くべき成果だ」
③ What のあとには名詞要素が欠けた「不完全な文」が来るので不可。
Many scientists are researching the theory ( ) global warming is caused by human activity.
② that
判断のポイント:空所のあとに global warming(S) is caused(V) という「完全な文」が続いています。
the theory のあとに that節が来て「地球温暖化は人間の活動によって引き起こされるという学説」と同格の関係を表します。
③ which(関係代名詞)のあとには不完全な文が来るので不可。④ what は先行詞を持てないので不可。
It is often assumed that humans differ from other creatures ( ) they can think and speak.
① in that
判断のポイント:空所のあとに they(S) can think and speak(V) という「完全な文」が来ています。
in that ... は「...という点で」という意味で、that節が例外的に前置詞 in の目的語になる慣用表現です。
「考えたり話したりできるという点で、人間は他の生物とは違うとしばしば考えられている」