some は「ボンヤリある」、any は「どれでもいい」、no は「ゼロ」。
限定詞にはそれぞれ固有のイメージがあり、それを掴めば使い分けは自然にできるようになります。
some のイメージは「ボンヤリある」。数量が定かではないモノがボンヤリと意識される単語です。可算名詞にも不可算名詞にも使えます。
Would you like some coffee? の some には「コーヒーありますよ、すぐ用意できますよ」という温かさが通っています。some の「ある」が言外に響き、相手に差し出す感触になるのです。
any のイメージは「どれでもいい」。相手に選択の自由を与える表現です。
✕ 不自然:I met anybody.(「誰でもいいけど会った」?)
any は「どれでもいい」がピッタリする文で使います。命令文・疑問文・否定文・if節が主な生息場所です。
no は「ゼロ・まったくない」を表す強烈な単語です。not ... any より直接的でインパクトがあります。
no は可算・不可算どちらにも使えます。可算名詞の場合、後ろの名詞は複数形が普通ですが、1つしかないのが自然なものは単数形になります。
No students are allowed.(生徒は入室不可 ── 複数が普通)
No student is allowed.(1人として許さない ── 「1人もいない」を強調)
every は個々を意識した「すべての」。each はさらに1つずつチェックする「それぞれの」です。どちらも常に単数扱いです。
all:ひとくくりにまとめて「全部」(おおらか)── 可算・不可算どちらもOK
every:個々を意識した「どれもみんな」(綿密)── 可算・単数のみ
each:1つずつチェックする「それぞれ」(さらに綿密)── 可算・単数のみ
| 語 | 意味 | 数の扱い |
|---|---|---|
| both | 両方とも | 常に複数扱い(both dates are...) |
| either | どちらか | 単数扱い(either date is...) |
| neither | どちらもない | 単数扱い(neither date is...) |
| 可算名詞 | 不可算名詞 | |
|---|---|---|
| 多い | many | much |
| 少しある(肯定的) | a few | a little |
| ほとんどない(否定的) | few | little |
a few / a little = 「少しはある」(肯定的な見方)
few / little = 「少ししかない・ほとんどない」(否定的な見方)
I have a little time now, so let's talk.(少し時間があるから話そう)
I have little time now, so let's talk later.(ほとんど時間がないから後で)
Q1. some と any のイメージの違いを一言で述べてください。
Q2. every と all の違いを説明してください。
Q3. I have (a little / little) money now. お金が「少しある」ならどちら?
Q4. both は単数扱い?複数扱い?
この記事で学んだ内容を、入試形式の問題で確認しましょう。
Every student ( ) to bring a textbook.
② needs
every は常に単数扱い。every student は「どの生徒もみんな」だが文法上は単数なので、動詞は三単現の needs。
( ) of the two plans is satisfactory.
③ Neither
動詞が is(単数)であること、two plans(2つ)であること、satisfactory(満足できる)が否定的文脈であることから、Neither(どちらも~ない)が正解。both なら are、all は3つ以上で使う。
次の2文の意味の違いを説明してください。
(A) Few students passed the exam.
(B) A few students passed the exam.
(A) 試験に合格した生徒はほとんどいなかった。(否定的)
(B) 試験に合格した生徒が何人かいた。(肯定的)
few は「ほとんどない」(否定的な見方)、a few は「少しはある」(肯定的な見方)。a の有無で話し手の評価が逆転します。これは入試で繰り返し問われるポイントです。