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形容詞・副詞の語法
意味・用法に注意すべき副詞
even/otherwise/quite/rather/fairly/pretty/somehow
目次
1. evenの多様な用法
2. otherwiseの意味と用法
3. 程度を表す副詞(quite/rather/fairly/pretty)
4. somehow/anywhereの用法
1
evenの多様な用法
本質をつかもう
even
は「〜でさえ」「〜すら」という意味で、予想を超える程度を表現する副詞です。修飾する語句の直前に置き、文全体に驚きや強調のニュアンスを与えます。
evenの基本用法
強調
:Even children know this.(子供でさえこれを知っている)
比較級との組み合わせ
:even more important(さらに重要な)
even if/though
:「たとえ〜でも」
例文で確認
Even
my grandmother can use a smartphone.
私の祖母でさえスマートフォンを使える。
The task became
even more
difficult.
その作業はさらに困難になった。
Even if
it rains, we will go camping.
たとえ雨が降っても、私たちはキャンプに行く。
2
otherwiseの意味と用法
ネイティブ感覚
otherwise
は「other + wise(方法)」から生まれた語で、「別の方法で」「そうでなければ」という基本イメージを持ちます。文脈によって「さもなければ」「それ以外は」「別の方法で」という意味に使い分けられます。
otherwiseの用法
「さもなければ」
:条件の逆を表す
「それ以外は」
:部分的な例外を示す
「別の方法で」
:代替手段を表す
例文で確認
Hurry up,
otherwise
you'll be late.
急いで、さもないと遅刻するよ。
The food was cold, but
otherwise
the meal was excellent.
料理は冷めていたが、それ以外は素晴らしい食事だった。
I couldn't contact him by phone, so I decided to email him
otherwise
.
電話で連絡が取れなかったので、代わりにメールすることにした。
3
程度を表す副詞(quite/rather/fairly/pretty)
間違えやすいポイント
程度副詞の強弱関係を混同しがち:
quite = rather = fairly
quite(完全に)> rather(かなり)> fairly(まあまあ)> pretty(口語的で「かなり」)
程度副詞の使い分け
副詞
程度
ニュアンス
quite
強
「完全に」「すっかり」
rather
中強
「かなり」(やや驚きを含む)
fairly
中
「まあまあ」「そこそこ」
pretty
中強
「かなり」(口語的)
例文で確認
I'm
quite
sure about the answer.
その答えについて完全に確信している。
The movie was
rather
boring.
その映画はかなりつまらなかった。
She speaks English
fairly
well.
彼女は英語をまあまあ上手に話す。
The weather is
pretty
nice today.
今日の天気はかなりいいね。
4
somehow/anywhereの用法
入試のコツ
somehow
は「どういうわけか」「何とかして」の2つの意味があります。文脈から判断することが重要です。また、
anywhere
は否定文では「どこにも〜ない」、疑問文では「どこか」の意味になります。
somehow/anywhereの用法
somehow
「どういうわけか」(理由不明)
「何とかして」(方法を模索)
anywhere
否定文:「どこにも〜ない」
疑問文:「どこか」
肯定文:「どこでも」
例文で確認
Somehow
I knew this would happen.
どういうわけか、これが起こることを知っていた。
We must
somehow
finish this project by Friday.
何とかして金曜日までにこのプロジェクトを終わらせなければならない。
I can't find my keys
anywhere
.
どこにも鍵が見つからない。
Did you go
anywhere
interesting last weekend?
先週末はどこか面白いところに行きましたか?
他の単元とのつながり
比較級との組み合わせ
→ even more, much more などの強調表現
仮定法との関連
→ even if, otherwise などの条件表現
部分否定
→ not quite, not entirely などの表現
口語表現
→ pretty, somehow などの日常会話での使い方
まとめ
even
:「〜でさえ」で強調、比較級と組み合わせて「さらに」
otherwise
:「さもなければ」「それ以外は」「別の方法で」
程度副詞
:quite(完全に)> rather(かなり)> fairly(まあまあ)
somehow
:「どういうわけか」「何とかして」
anywhere
:否定文で「どこにも〜ない」、疑問文で「どこか」
確認テスト
1. 次の文の空所に入る適切な語を選べ。
The problem became ( ) more complicated than we expected.
a) quite
b) even
c) rather
d) fairly
▶ クリックして解答を表示
正解:b) even
「比較級 + than」の前には「さらに」の意味でevenを使います。
2. otherwiseの意味として適切でないものは?
a) さもなければ
b) それ以外は
c) 別の方法で
d) いつもは
▶ クリックして解答を表示
正解:d) いつもは
「いつもは」はusuallyで表現します。otherwiseにこの意味はありません。
3. 程度の強さが最も強い副詞は?
a) fairly
b) rather
c) quite
d) pretty
▶ クリックして解答を表示
正解:c) quite
quiteは「完全に」「すっかり」という意味で最も程度が強いです。
4. somehowの意味として適切でないものは?
a) どういうわけか
b) 何とかして
c) どこかで
d) なぜか
▶ クリックして解答を表示
正解:c) どこかで
「どこかで」はsomewhereです。somehowは方法や理由に関する副詞です。
入試問題演習
A 基礎
次の文の空所に入る最も適切な語を選べ。
Hurry up, ( ) you'll miss the train.
1) otherwise
2) however
3) therefore
4) moreover
▶ クリックして解答・解説を表示
正解:1) otherwise
「急いで、さもないと電車に乗り遅れる」という意味。otherwiseは「さもなければ」という条件の逆を表します。howeverは「しかし」、thereforeは「したがって」、moreoverは「さらに」の意味。
B 発展
次の文の空所に入る最も適切な語を選べ。
( ) my best efforts, I couldn't solve the problem.
1) Even
2) Despite
3) Although
4) However
▶ クリックして解答・解説を表示
正解:2) Despite
空所の後が名詞句「my best efforts」なので、前置詞のDespiteが適切。「最善の努力にもかかわらず」の意味。Evenは副詞なので名詞句を直接修飾できず、AlthoughやHoweverは節を導くので不適切。
C 応用
次の文の空所に入る最も適切な語を選べ。
The explanation was ( ) clear, but I still had some doubts.
1) quite
2) rather
3) fairly
4) pretty
▶ クリックして解答・解説を表示
正解:3) fairly
後半で「まだ疑問があった」と言っているので、「まあまあ明確だった」という中程度の評価を表すfairlyが適切。quiteは「完全に明確」で矛盾、ratherは「かなり明確」だが少し強すぎ、prettyは口語的で文体に合わない。
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